【微熱日記】37.5℃

大層なネタを書いてるわけでもないのだが、ブログを書こうと思うとなかなかハードル高いので、ちまちまと書く練習をすることにする。大体500〜1000字ぐらいで適当に。以下のような事情で熱に浮かされた状態で始めたので「微熱日記」と名づけているけれど、平熱は36.8℃。平熱でもぼんやり熱に浮かされたようなことを書いてみる。コーヒーや万年筆は出てきたりこなかったり。

ワクチンを打った翌日から2日程寝込んでいる。前回の教訓から、翌日〆切りの仕事は前倒しでやっておいたし、薬も冷えピタも準備万端だ。それでも37.5℃はかったるく、本を読みたいけれど体の痛みを忘れられるほど集中できない、そんな体温だった。

クーラー一台で済ますため、昼は居間のソファで横になっている。ちょっと食べて、薬を飲んで、一寝入りして、汗をかいておきて、アイスノンを取り替えるの繰り返しだ。読みかけの本は置いてあるけど、あまり読みたい感じはしない。アイスノンで後頭部が冷えるのが気持ちよくて、ぼんやりソファから窓越しの空を眺めている。

思えば、この3年程、「中途半端に具合が悪くなること」を避けて過ごしてきたので、こんな風になるのは半年ぶりだ。ただの風邪も許されない中、ちょっとでも風邪の気配があれば風邪薬でねじ伏せてきた。よく考えるとこの「風邪もひけない」毎日というのもなんだか息の詰まる日々だった。

夜中に目が覚めて体温を測ったら38.7℃だった。10年ぶりぐらいの記録。寝巻を換えて薬を飲んで寝なおして、朝起きると再び37.5℃。実際にコロナにかかってもこんなに熱出ないかもしれないしなあ、なんてことを思いながらも、家人にうつす不安も罪悪感もなく、隔離されず居間のソファで奇妙な解放感を味わっている。何かできるわけでもないのに。

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