久しぶりの海外出張~旅の勘は錆びついてはいないか?

ようやく仙台旅行記を書き終わったので、そのしばらく前にいったスウェーデンの話を書こうと思います。結構前なので、旅程というよりは、写真とその時々に思ったことを徒然に。最後に海外旅行にでたのは2019年。このブログにもあるプラハへの旅だ。本当に久しぶり。

旅の支度はどうするのだっけか?

今回も仕事の一環で、遊び要素がほとんどない、おまけに同行者のサポート+旅程も相手の都合次第という旅だったので、実は行くまで結構緊張していたのです。コロナの感染状況も本当に悪化しないのかわからなかったので、会社からGoサインが出るのも結構遅かったし、「ほ、本当に行くことになったんだ……」というのが正直なところでした。

私の旅でのトラベラーズノートの使い方は以前書いた通りなのですが、基本的には使う紙もの(チケットや旅程、ホテルの情報など)を使う順番に真ん中に挿して、つかったら半券やレシートと共にノートにマステで貼っていくという方式です(出張時の領収書対策)。今回もこれをやって、予定では成田までのバスのチケットがトップにくる予定でした。が、成田行きのバスがない。以前は普通にあった空港行きのリムジンバスが走ってないのです。海外に行く人が戻ってきたっていってもまだまだなんだなあと実感したのでした(これは3月のお話)。じゃあ、NEXに池袋から乗るか~って、池袋とまるNEXなくなってるし。結局日暮里でライナーしかない、ってことになりました。なんか変わっちゃったなあ。成田空港もまだしまったままのお店が多く(改造社がないなんて!→今は再開してるみたい)、深夜便だったので開いていたお店もどんどんしまって、なにやらとても寂れた光景にいたたまれなくてとっととゲートに入ったのでした。

もって行くのは小さめのスーツケース(自分で持って階段上れるサイズ)にカメラリュック。仕事なので、iphone, ipad, MacBookと変換プラグ、カメラは小さいのにしたとはいえ、なかなかの重量(そして保安検査場で毎回忙しい)。計算上持ち込み荷物サイズ内だし、エコノミーでも座席下に入るはずなのだけど、大丈夫かしら。今回はサポート役なので、自分のせいでもたついたりしてはいかんという気持ちも強くて、今思えば結構キリキリしてましたね。

滞在は1週間なので、迷ったあげくにMobile WiFiを空港受け取りで予約しました。これは今考えるとちょっと失敗で、予想外だったのが昔に比べるとスマホの海外ローミングの使い放題がかなり安くなったこと(それでもモバイルWifiの方が安かったですけど)と夜の便だったためか、窓口が一つしかなくて、かなりの行列(予約してない人もいるのでさらに時間がかかる)だったので少々時間がかかったこと。かなり集合時間には余裕をもっての移動でしたけれど、ちょっとハラハラしました。今回は成田から飛んで、羽田に戻る旅程だったので、ポストにぽんといれるだけで終了なのはありがたかったですけどね。次回はあらかじめ送ってもらう方式がいいかもしれない。

旅行に行くときには、いつもは素足で履けるサンダルをスーツケースにいれてます。スリッパ替わりになるし、朝ごはん等のホテル内の移動には便利だし、ちょっとお食事でワンピース(フォーマルなのは無理だけど)というのにもまあ使えるから。しかし、今回は現地「まだ雪降ってる」。おまけに仕事なのでスーツ一式入ってるので黒い靴をもって行かねばなりません。そこでサンダルはあきらめて、雪靴を兼ねるブーツを履いて、結構しっかりしたダウンのコートを着込んで出発。桜咲く時期なんですけどねえ日本は。実際スウェーデンで結構な吹雪の中を歩きながら、日本といえば桜って花がが素敵よね、いつ頃咲くの?と聞かれて、「え、たぶんちょうど今満開?」という会話をしたくらいです。

地球の鉢巻みたいな空路

ちなみにどういう航路でいったかというと(機内の地図によればだけど)

成田→アラスカの脇上空→グリーンランド上空→ヘルシンキ
乗り換え
ヘルシンキ→ストックホルム

ストックホルム→ヘルシンキ
乗り換え
ヘルシンキ→なんか中欧(ハンガリーのあたり?)上空→中国上空→ソウル上空→羽田

ロシア上空を避けるというと、こんな感じになるんだなあ。どちらも13時間オーバーのフライトでした。海外旅行のリハビリとしてはなかなかタフ。

おまけに今回は、実質4泊7日みたいな弾丸旅行でしたね、考えてみれば。金曜の深夜便ででて、土曜の朝について、移動、視察と会合と打ち合わせの3日間。空港で一泊してもう帰りですもんね。観光する暇はなかったなあ。よって、写真はお茶の時間(スウェーデンだとFIKAというのでしょうけど)とホテル周辺ばかり。下の写真はストックホルムの中央駅。黄色いアーランダエクスプレス(左下の黄色い電車)で到着したところ。空港の外にでたら、やっぱり寒かった。こちらのコーヒーはわりと口あたりのいい感じで、ホットコーヒーのミルクも牛乳たっぷりみたいな(真ん中の写真が、コーヒースタンドのセルフでいれられるミルク色々)飲み方が多かったので、私にとってはなかなか快適。イタリアとかコーヒー美味しいけどエスプレッソのショットばっかり飲んでると、ミルクたっぷりのインスタントコーヒーを飲みたい気分になることもあるからなあ。そこここでみかけるドライケーキ類も甘すぎずなかなかどれも美味しかった(が、後にブックカフェで食べたケーキは激甘で辛かったので、店によるとは思う)。

ささやかなお散歩コース

そんなわけで、雪降ってるし、仕事中は写真撮れないしで、気がつけば一人部屋に戻った時とホテルと現場の行き来くらいしか、それらしい写真がなくて残念なのですが、まあ「異国の地で一人でいる」というこの感じを久しぶりに味わって、なんかこういうものが足りなかったのだなあとしみじみしたので、これもまたリハビリとして良かったのでしょう。

ホテルの部屋が別館にあって、本館との橋の上がガラス張りの宿泊客用ラウンジになっていたので、朝食後にもらって帰ってきたコーヒーとクッキーを手に一服。いいところだったので、何度か使いましたが、この窓から見える風景が右の通り。サマータイム変更直後で朝はまだ朝焼けが残っている感じ。雪もまだまだ残ってましたね。

仕事して戻ってくると、しゃべり続けたおかげで、シュワシュワしているものが嬉しい。外は寒いとはいえ室内は暖かいので、午後はコーヒーよりも7upとかビールがありがたかったです。もってきたクライマー(スイスアーミーナイフ)の栓抜きの機能を久しぶりにつかいました。外の景色は雪景色。

ホテルから現場まで公園の中をつっきるルートだったので、大変楽しかったのですがやはり雪靴履いてきてよかったなという足場。大きなリュックを背にカメラを首にかけて、早朝の公園をそーっと歩いている怪しい人になってたけど、安全第一。春の日本からやってきた身としては、雪景色(暗くても明るくても)はなかなか楽しいものです。一番下の写真は公園脇にあった保育園らしきもの。紙でつくった靴下がカワイイ(ちゃんとビニールかけてある)。

街中には会食で出かけるけれど、なかなかのんびり眺める時間は取れず。3日目は快晴で、雪が解けて店先からしたる街中を早足で通り抜けました。上でいっていたブックカフェのあまーいケーキはこちら。

ちょっと写真多めなので、ここでいったん区切。スウェーデン旅行記その2へ続きます。

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