先週は出張で出かけていたのだが、旅先で眺める本屋の棚って大層魅力的だ。
およそ7年前も同じような話をしている↓
前回の記事では酔っぱらって、他に用事がない状態で、大型書店をうろつく幸せについて書いていた。
今回は小さい書店の話を書こうと思う。
今回の行先は新潟。
ちょうど出かける前に買った本がプロジェクト・ヘイル・メアリー、ハードカバー上下巻と、大型本のすずしろ日記4だったので、これを持っていくという選択肢はなかった。重いし、上巻だけ持ってって読み終わって、家に帰ればあるのに下巻買っちゃう未来しか見えない。しかし今本を読みたい時期が来ているのだ。行きの新幹線はKindleに入れてある読んでいない本をあてにして、旅先でどうせ買うだろうから、特に本は持たずに出発(結果的にはKindleに入っている昔読んだ本に夢中になって読み返して終わったのだけれど)。そしてまんまと本を買って帰ることになった。

私がTwitter(あえてこう書く)でフォローしているアカウントの中には「地方の本屋さんのアカウント」が結構ある(ちなみにカフェやコーヒーやさんも結構ある)。なかなか行けないだろうけれど、ちょっと面白そうな本を紹介しているお店や、たまにあげられる店内の写真が面白そうなお店、なんとなくフォローしている。友人が旅先で訪ねた書店や、離れた土地に住む友人の地元のおススメ書店なんかも気に入ったらブックマーク。普段の生活では、何百キロも離れたどこかでやっている素敵な本屋さんは、夢の中のようなもの。へー、コーヒー飲めるんだ。あそこの近くに行ったことあるけど、そのあとできたんだな、なんて思いながら見ている。
だから、出張!ってなると、一応地元っぽい「文房具やさん」「本屋さん」は検索しておく。ちなみに新潟で万年筆ってなるとおそらく「文具館タキザワ」さんだと思うのだけど、今回は車がないので諦め。以前行ったときはレンタカーを借りたので、タキザワさんと、ツバメコーヒーさんに行った。どちらも素敵なお店で、面白かった。そう考えると昔から、TLのお気に入りをチェックして出張に臨むというのはいつものことだったか。
でもあんまり期待してはいけない。
というのも、そういうお店は結構駅から離れたところにあったり、開店している曜日が少なかったり、開店時間が短かったり、仕事のついでに寄るには難しいところが多いのだ。大きい本屋さんをぶらつくだけでも結構楽しい。たどり着けたらラッキーぐらいのこころもちで。
今回出る前にチェックしていたのは「北書店」さんだ。
場所は大体わかって、歩けないことはない(灼熱地獄だけれど)。
なんとなくバス停もわかるから、帰りもなんとかなりそうだ。
ふっと空いた時間に、行ってみることにした。日傘をさして、橋をわたっててくてくと。
私のiphoneのgoogle mapはちゃんと連れて行ってくれた。

お店に入る前に傘をたたむ。ビルの通路ようなところにあるから、入る前に並べてある料理の本を眺める。見たことないのあるぞ。ちょっと期待が膨らむ。暑くてどこか喫茶店で一服してから本屋に行こうかとおもっていたのに、そんなのすっかり吹っ飛んでいる。ガラス戸を押してお店に入ると、なんか焼きそば?みたいな匂いがした。遅いお昼かな、おいしそうで嫌な感じはしない。久しぶりにのんびりのんびり、本棚をみた。持ってる本も多いから、好きなラインナップかもしれない。懐かしい音楽がかかっている中、本当にじっくりじっくりはじからはじまで棚を見た。おもったよりずっと広い本屋さんだった。
お料理の本か食べ物エッセイの本でも買うかなあと思っていたのに、手に取っていたのは旅行記と庭の写真集。旅先って旅行記を読みたくなる不思議。写真集重いよなあでも買うなら今だよなあ。あっさりその2冊を買って、ニコニコと店を後にした。すし詰めのバスで駅に戻ったけど、本の袋をもってずっとニコニコしていた。
文庫の旅行記を一冊持ってビアバーのハッピーアワーでお腹を満たし、なかなか幸せな一日の締めくくりだった。
こんな時間のために、また次の機会を楽しみに遠く離れた本屋さんをまたブックマークしようと思う。


0 thoughts on “【微熱日記】旅先で本屋をたずねる”