【微熱日記】年度がかわるとエラーエラー

久しぶりにブログを書こうと思ったら、自分のページに入れなくなっていた。

こういうと、あまりに長いこと書いてないからパスワードを忘れたのでしょ、と思うかもしれないけど、とっくの昔に自分の記憶に頼ることなどギブアップしているから、ただiphoneに聞くだけだ。そこは問題ない。

このサイトはWordPressで作っているのだが、何らかの自動アップデートが起こった結果エラーになったらしい。「重大なエラーが…」っていうやつだ。もしこの間に来てくださった方がいたなら、申し訳ない。自分でもびっくりしたから、知らずに来てくださったなら、変なリンク踏んだか!という感じであろう。

エラーがでてきた時の定番の操作を一式やってみた。なにせ管理画面にも入れないので、サーバーのFTPから、テーマやプラグインを外して、キャッシュをとばして……っとエラーが出なくなったけど真っ白な画面になってしまった。 

そこからphpのバージョンアップ?に気が付いて、ようやく管理画面に入れるようになって、いっこづつプラグインを試して……あっという間に2時間。なんとか復旧。まあ色々動かないところもあると思うけれど、これで良しとしよう。こうやって中途半端に作ったファイルが残ってゴミが溜まっていく。

しかしブログを最初につくったのが2001年だと思うと、ちょっとびっくりだ。最初にHTMLで書いていたころの記事も、写真も多分まだサーバーに残っているけれど、切れたリンクをつなぎ合わせることは困難だ。こういう滓みたいなものが、まっさらのインストールと違って色々と邪魔をしてくるわけだけど、まったく新しいサーバーに移ってリセットして気持ちよく再スタートしよう、とは最近は思わない。

新しいPCを使いだした時のHDDのフォルダ構成を考えるのと似ている。だいたいのマイルールはなんとなく出来上がっているけど、ちょっとしたネーミングの間違いやブレで、かっちり組織的に整理されたツリーなんてできやしない。新しいノートをおろした時、書き方を間違いたくなくて気軽にかけなかったりするのもバカバカしい。

若い頃は、憂いのない毎日に影を落とすその滓が気になって、ちょっとした失敗やうまくできないことを夜思い出して、いーっっとなっていた(独り言がこぼれでる感じ)。いい人のハズの私がやっちまった取り消してしまいたいような恥ずかしいこと。まだやってもいない失敗からくる不安。さらにそれが積もってくると、なんとなく顔向けができないなと勝手に思って距離をとってしまっている人や、とてもヒドイことをされたのだけど許すでも許さないでもなく一緒に働いている人とか、人間関係にも滓がたまってくる。先日も、もう知らない土地に逃げてしまおうかと思うという後輩の愚痴を聞かされた。

驚くのは、人間関係のリセットというのを本気でやってきた人に結構出会うということだ。これは自分の置かれた立場からの脱出みたいなものではない。すごく仲のよかった人ともう二度と喋らないと決めたとか、自分がうまく行かないことに嫌気がさして、縁をきったとか。つらつらと話を聞きながら、一方的な話を聞きながら、きっとこの人はいずれ私にもそれをするのだろうなあとなんとなく思う。

最近は、まあこういう滓もあっての自分だよねと思うことにしている。なんとなく続けているブログしかり。最初が失敗したノートだって、読み返して、このページさえ完璧ならば!なんて思わないもの。書くのがいやになって、途中で放り出すよりいい。ノートに託した私の記憶はいい感じに転げ落ちて、滓も少しずつ薄れていくのだろう。

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