【16】コーヒーとコンパス

16日目のお題はCompass.

今回は結構抜書きを探すのに苦労しました。コンパスといわれて、ぱっと羅針盤というイメージが出てきて、まあそれならジュール・ヴェルヌとかその辺で出てくるだろう(前回ヘルメットで、潜水服のヘルメットで探して見つからなかったのに懲りてない)、なんならライラの冒険の一冊目は「黄金の羅針盤」だし、となんとなく楽観していたのですね。

 

いや~出てこない出てこない。ヴェルヌはないことはないんだけど、しっくり来ず、フィリップ・プルマン(ライラの冒険)もThe Golden Compassというタイトルが検索でひっかかるだけ。私はライラの冒険3部作のうち、1作目しか読んでいないので、全体のストーリーを把握できていないのですが(邦訳がでてすぐ一巻目を読んだのだけど、なんせ次の巻がなかなかでなかった)、ライラなんか羅針盤みたいのもたされてなかったっけか?…とおもって見返したのですが、あー、あれはアレシオメーター(真理計alethiometer)という名前だったわけでそれはでてこないよなあ。それで気になって色々調べてみたのですが、Golden Compassはどうやらミルトンの失楽園からとっているようですね(だったらそこから抜書きすればよかった…と今更思ったが)、ここでは羅針盤というより、神様が天地創造の時につかった製図用のコンパスを指すらしく、アレシオメーターというよりはこのお話全体のテーマにそっているようです。ちなみに、どうやらこのThe Golden Compassというタイトルは、後からつけられたもののようで、以前のタイトルはThe Northern Lights、今回はこのタイトルにあやかって、Northern Lightsというインクを使っています(この辺の経緯はWikiの英語版参照)。

しかし、これをみると、”It’s the golden compass, Lyra” っていってるな。こっちを書けばよかった。

さて、結局みつけられなかった私はどうしたかというと、なんとなくファンタジーから頭が離れずに、困ったときのCSルイス、ナルニア物語にあたりをつけて探した結果がこれ。カスピアン王子の角笛から(写っている本はライオンの魔女の巻ですけど)。

16. Compass

時間切れで、これになってしまったのだけど、このシーンは兄弟でスーザンを小馬鹿にして、これだから女子は地図ってものを頭にいれてないからみたいなけなしをするのであんまり好きじゃないんだよなあ。

コーヒーとコンパスが載っている古地図

コーヒーとコンパスの関係もなかなか難しい。コンパスコーヒーさんぐらいしか思いつかなかったので、上の羅針盤の話の続きのようなお話を書くと、今回頭に浮かんだイメージはファンタジーによくでてくる古地図なのです。海でクジラがはねてて、端っこに大きな方位磁石がかいてあるようなの。

 

イメージとしてはこういうの↑。昔はこういう地図を遊びで書いてみたくて色々遊んでいたのだけれど、しばらく前にファンタジー世界の地図を描く教科書みたいのをみて、ぜんぜん適当でなっちゃいなかったなあと反省しました。自分で描いてみていた時、アンティーク風にするのにコーヒー染めをしていたなあというのを思い出しました(ようやくつながった)。インスタントコーヒーで煮たり、筆で塗ったり、なかなか楽しかったです。炙るっていうのもやったんだけどコーヒーの方がいい感じに染みがついてそれっぽいんだなあ。

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