【微熱日記】昼食改善計画

これからの人生できるだけまずいものを食べない決意をした、という友がいる。これから残りの食事の回数を考えたら、適当なものを食べるのが嫌になった、という訳だ。彼女と出かけるときはちゃんとしたレストランを予約しておくことが多いし、確かに美味しいものを食べながら話をするのは至福だ。

そういう友に付き合うぐらいには食べ物に興味がある方だと思うが、このところ昼食が食べにくく感じる様になった。こう書くと病のフラグのようで嫌なのだが、昼休みに自分の胃と相談すると、「それは気が向かないな~」という選択肢ばかりなのだ。

現在の職場の昼食事情は、

  • 社食(近いが、ちょっと胸焼け気味の定食あるいはカレーか麺類、安い)
  • 外食(食べたいものはあるが、遠い、それなりの価格)
  • コンビニ(近いが、お弁当が苦手。🍙かサンドイッチ。ちゃんと食べようとすると意外と高い)
  • 自分で弁当もってくる(移動なし、食べたいもののみ、安いがなかなか続かん)

のどれかである。経済的なことを考えると社食で毎日がベストだが、食べたいものがない。外食は現在のオフィスが山の上にあって、下山しないとありつけないので、忙しい時と時間がずれてしまったときは使えない。弁当もそうそう頑張れないとなると、コンビニということになるわけだが、コンビニ弁当は昔から苦手だったのに加えて、最近🍙が美味しく感じられなくなった。

以前は赤飯おにぎりとパリパリの海苔の梅とか鮭とか与えて置けば喜ぶ、お手軽な胃だったのだが、最近なんか美味しく感じられない。コンビニ各社が毎年スゴイ勢いで商品開発して、年々スゴイおにぎりになっているのはわかっているのだが、口に残る味とか思い出すと手が引っ込む。時たままじめにサラダとパンとスープ、ヨーグルト+野菜生活という「あすけんの女」がホメてくれそうなものを買ってみたりするけれど、あっと言う間に1,000円オーバー。なんかこう美味しい・食べたい!というものでもないのにその値段は払いたくない。

こうなると自分で弁当持ってくるのがベストなのだが、まあ疲れて帰ってきて弁当のことなんて考えてないし、残り物つめた弁当はそれはそれで嫌になることは経験上わかっている。

タイトルどおり、昼飯なんとかしたいと思って書き始めたわけだが、すでに今週は水曜日、3日ともコンビニ飯だ。そして、本日はなんとカロリーメイト0.5箱。駄目すぎだろう。

この上の部分の文章を書いたのは約ひと月前だと思うのだが、色々あって現在、事情が一変した。

上の文を書いていた時は結構仕事が忙しくて、この山を越えれば~と思いながら毎日をすごしていた。やりたい仕事ばかりではないので、ストレスも抱え気味だったのだが、気がつけば美容院、歯医者、自分の手入れその他が段々遠のいていっていっていた。今から思えば、ごはんが美味しくない時点で本当は立ち止まって考えなきゃいけないほど疲れとストレスが溜まっていたわけだ。

少々面倒な報告書の提出が必要な仕事があって、「それが終わったら旅行に行こう。有給取るぞ、たぶん代休で済んじゃうけど。チケットもとった。なんか歯がぐらぐらしてる気がするから、旅行から帰ったら歯医者にも行こう」そう思っていた。

家人が体調をくずした。ちょっと普通じゃない感じだ。これが報告書提出期限3日前。

ここから、怒涛の展開ですべての予定は吹っ飛び、気がつけば歯が痛すぎて、ゼリーとおかゆを飲むしかできなくなり、家事のワンオペが待ったなしでやってきた。報告書はゴメンナサイして締め切りを3日のばしてもらった。

最初に思ったのは気力のぎりぎりまで仕事してちゃいかん(ましてや好きな仕事じゃないのに)、だった。余力がないと突発的なトラブルに勝てない。

キリが付いたところで、歯医者に駆け込んだ。あー、もう土台がないからねーとあっさり抜かれた。麻酔かかってるから食べるのは2時間たってからね、といわれて家路につきながら、まだ舌が痺れ気味のうちから「さて何を食べようか」と考えていた。食欲が戻ってきていた。ちなみにその日は焼きそばを作ってガツガツ食べた。

この歯痛によるユルイ断食みたいな期間が効いたのか、食べられるようになったら食べたいものがはっきりしてきた。だから自炊もさほど問題なく、ご飯炊いて味噌汁つくって暮らしている。弁当も、スープジャーに残った味噌汁を熱々でいれておくだけで、結構なんとかなるもので、作り置きとの組み合わせで、食べたいものを好きなように食べている。

というわけで、結局のところ「食べたいものがわからなくなった」のが上の文を書いていた時代の最大の問題で、ぐたぐた書いた割にはしょうもないオチであった。

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