最近サイフォンでコーヒーを淹れるのに挑戦中です。
コーヒーを飲むのは大好きですが、毎朝面倒に感じない程度の手間でほどほどに美味しいものが飲みたいというバランスの結果、ケメックスでフィルターコーヒーを淹れるというのが、ここ数年の自分の習慣でした。もちろんたまにはコーヒープレスを使ってみたりはしますが、基本的にはケメックス。ネルドリップはネルの管理に嫌気がさしてギブアップし、エスプレッソメーカーは憧れつつも、朝はエスプレッソよりは普通のコーヒーが飲みたいということで手を出しかね、もうここ何年もアマゾンの欲しいものリストにビアレッティがならんでいます。そしてサイフォン…は考えにも上っていなかった選択肢。学生時代、凝り性の友人の自宅でごちそうになって、その流れるような手際とあの不思議な器具たちに魅了されたのはもちろんですが、「これは私には無理」というのがものすごくはっきり頭に残っていた気がします。もちろん喫茶店のサイフォンやネルドリップは美味しく頂きますし、香りも良いなと思っていましたが、自宅で自分で淹れるなんてことは全く考えていなかったのです。
で、それが何でそんな気になったかというと、きっかけは「ガチャガチャ」
コーヒー用具メーカーのHarioの製品のミニチュアシリーズがガチャガチャに出るとしって、気になっていたのですが、ある日偶然それが入っているガチャガチャに遭遇し、いくつかやってみたのです。その中にサイフォンのミニチュアもありました。
これが本物準拠で作ってあって、分解するパーツも再現されていると聞いて、ふとアマゾンで本物を探してみる気になりました。すると、3カップ分のテクニカTCA-3定価9100円が5027円で売ってるではないですか。おまけに各パーツばら売りで買えるので、万が一壊しても簡単に買い替えられるとのこと。ちょっと待ってちょっと待って、友人の使ってたのはすごい大きくて扱い大変そうだったけど、意外と大丈夫そうだよ?おー、これはぶきっちょな私でも挑戦してよさそうじゃないですか?
待て待て、このめんどくさがり屋の私が続けられるわけないじゃない、だって、このサイフォンのフィルターはネルフィルターなんだよ。あのネルドリップのときの冷蔵庫でかびてたフィルターを思い出して… などと考えていたのですが、そこでもう一押し。
ちょうど、その時期にツイッターで良くお話するRicoさんがこんなツイートを
⑥ちなみに #旅行 や #登山 中の #珈琲 は、#ネルフィルター で淹れてます。一番持ち運びやすいから。冷蔵庫で冷やして管理云々と面倒臭いんですが、湿った状態でジップロックに入れザックに放り込み、次に淹れる時に熱湯で軽く洗って使えば問題ないことが判明(自己責任でね)。 pic.twitter.com/gZkdvI5y9c
— ✒️Rico✒️ (@PenBearerNomad) 2017年11月16日
あれ。まあ確かにアウトドアでないけど、使う前に熱湯で洗うくらいな感じなら、行けるようなきがする。と、色々考えていた割にはあっさりとポチっとしてみたのでした。
荷物の到着日、薬局で燃料用アルコールを買い求め、さあ淹れてみようと説明書を読み読み手探りでスタート。初回はボールに水をいれて、アルコールランプで沸かすという、無謀なやり方で、水が上がるまでえらく時間がかかるというへまをやらかす。やはり、説明書だと感覚的によくわからないことも多くて、動画をみたり、ほかのサイトをみたり…とやっているうちに、ずいぶんと色々な淹れ方が紹介されているんだなあということがわかりました。上の写真は、いろんなサイトのプロトコルをまとめて考えているところ。
結局、こんな感じに自分用のプロトコルを決めて毎日飲んでいます↑
とはいえ、やっぱり終わったらフィルターごとポイっと捨てればいいだけのケメックスよりは手間がかかりますね。結局、サイフォンの時はコーヒーはあらかじめ挽いておいてもらう(これはいずれ自宅に電動グラインダーを買えたら自宅でもできますがケメックスでやってるときみたいにのんびり手で挽くのはちょっとメンドクサイ)、フィルターは終わったら洗って、耐熱容器に水を張ったものにいれて冷蔵庫に入れ、翌朝、コーヒー用に沸かしたお湯でそのフィルターを洗う、ということで、朝淹れるためのめんどくささの限度はなんとか保たれているようです。サイフォンだとフィルターで淹れるときのコーヒーケトルで膨らませながらお湯をかけるテクニックみたいなものは逆にいらないので、割と気楽にやっています。
まあ、朝お湯沸かして、アルコールランプつけて、フィルターをはめ込んでフラスコの泡と水位の上昇を見守るっていうのは、ちょっとした実験をしてるみたいで楽しいですね。
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