秋のお楽しみ

ついこの間まで、暑くてエアコンなしで過ごすのが無理な毎日だったのに、あっという間に空気が変って秋がやってきました。青空もピーカン、というよりは爽やかな青空。光もマイルドな感じです。へたくそながら毎日写真を撮っている効用は、季節をより楽しめるということかもしれません。

 しかしまだ秋になったぞーという実感も薄い時期から、秋の食べ物の誘惑はやって来るのです。どうせ食べるなら、旬まっさかりに食べた方が美味しいのに、なんでちょっと季節を先取りしたものは、あんなにスーパーで目を引くのでしょうね。

もちろん一番前に並べてあったり、POPが作ってあったりするのはそのとおりなのだけど、果物とかは、「いやまだ早いきっとすっぱい」とか「どうせ食べるならもう少し安くなってから」とか思うのに、さんま!とか栗ご飯!とかなるともう、思いついちゃったら食べるまでは止まらない。今年は9月15日が初サンマの塩焼きでした。実はその前(これはさらに1週間前)にお寿司やさんで土瓶蒸しもいただいたのだった。秋だからっていうのもあるのかもしれませんね(春のハマグリとかはちゃんと安くなるまで待てるし、タケノコご飯も美味しい時期までわりと待ってる)。

栗ご飯は餅米を1/4加えてしっとり、石川早生は衣かつぎで。そろそろ新米も出始めるところ、毎日の普通のご飯が美味しいです。食べ過ぎてしまって困る。とりあえず、最近は職場にごま塩とおにぎり用海苔を常備して、残りご飯のおにぎりと味噌玉(お湯はあるので味噌汁もどき)だけ持参する簡単お昼で結構楽しく過ごしています。

栗といえばもちろんお菓子もこのシーズンは色々ありますね。栗最中に、栗羊羹、そしてなんといっても栗きんとん。絶対に硬くなるまえに食べないといけないこの繊細なお菓子は、ほんとに秋のお楽しみの一つ。取り寄せたりはしていないのですが、デパートで季節ものとして売り出すのを楽しみに、であったら迷わず購入。日本茶はもちろんですが、コーヒー紅茶にもよくあうお菓子。とにかく栗、それだけ!って感じが好きですね(白あん入ってるのもあるけど)。

というわけで、他愛もなく秋の美味しいものを並べ立ててきましたが、秋の食べ物にガマンが効かないのは、美味しいものがたくさんあるからなのかなあ、という気がしてきました。であったその時、食べたいと思ったその時食べないと、次の週には別の美味しいものにであってしまうから、食べそびれてしまう。ナシもぼーっとしているうちにもう新高が出てきました。今年は幸水も多摩梨も食べそびれたような…。後悔のないようにせっせと食べることにいたしましょう。

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